ジムニーワイド JB33W 冷間時の変速不良
スズキ ジムニーワイド JB33W
4AT 冷間時1〜2速の変速時に空吹きする、時々走行不能になるという御相談。
スズキのディーラーへ依頼したがすぐには診てもらえないということでオファーが来ました。
試運転するとやはり始動してすぐの変速不良が発生、、、ただ何回か走行しても走行不能まではなりませんでした。
この段階でAT本体のクラッチ系統は正常と判断し診断機を接続し自己診断開始
診断機では過去の故障コード
18〜入力軸回転センサ信号異常
52〜ATコントローラ電源系統異常
入力軸回転センサーは単体点検で「異常なし」、ATコントローラーの電源系統も正常電圧だったので、AT本体の油圧系の異状で滑りが発生し入力軸回転センサーの異常を検知したと判断しバルブボディを点検、O/Hすることにしました。
ATの学習機能が付いた初期の4速AT
まずは学習の消去、学習リセットをしてから試運転するも症状改善せず。
お客様にバルブボディー修理の確認を取ってから作業スタート! (^-^)/
バルブボディO/H、ATF交換後、AT学習して徐々に良くなりました。
ATの学習機能は三菱車が先駆けで各メーカー出してきてますが、当初からファジー(曖昧)制御って呼ばれていて、多少変速ショックがあってもディーラーさんに「こんなもんですよ」って言われたというお客さんが多いように思います。
個人的には、このATの学習機能っていらないんじゃないかと思いますけどね。
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